アーティストにとって自身の個人美術館とは、ほかのどんな美術館とも違う、特別な
存在なのではないでしょうか。そこはアーティストと作品、作品と空間、そして空間
とアーティスト、さまざまな関係が絡み合い、生み出された場所だからです。
本展は京都大学竹山研究室の学生12名が、「アートと建築」をテーマに、それぞれ現代の芸術シーンで活躍するアーティストを選択し、そのアーティストのために設計した個人美術館を模型とパネルによって展示します。これは学生自らがアーティストへのインタビューを行い、作品だけでなく、それらを取り巻くコンテクストや、その人となりをそれぞれの視点から解釈し、そこから展開される「応答‐RESPONSE」としての建築の可能性を探る試みです。
アートやそれを生み出すアーティストが多種多様なように、アートとそれを内包する建築とのかかわりも多様であることが、展示される12の個人美術館から感じられるのではないでしょうか。
■関連シンポジウム「アートと空間」
2013年11月17日(日) 14:00-17:00
出演:松井冬子(画家)、宮永愛子(美術家)、西沢立衛(建築家)、竹山聖(建築家)
会場:京都国立近代美術館講堂
※展覧会とは会場が異なります。ぜひ展覧会をご覧いただいてご来場ください。
※当日、イムラアートギャラリー京都は12:00-14:00、17:00-19:00まで開廊しております。
※入場は無料ですが、定員100名で先着順となります
※当日は混雑が予想されますので、12時30分より会場前にて整理券の配布を行います。