EXHIBITION

1 of 4 :
photo : Rui Mizuki
2 of 4 :
みしき
2013
漆、枝、金など
2.32.73.5cm
photo : Rui Mizuki
3 of 4 :
手犬
2013
漆、金、銀など
9106.5cm
4 of 4 :
どこでも夜富士
2013
漆、MDF、枝、金糸、石など
11226cm
5 of 4 :

この度、イムラアートギャラリー東京では、染谷聡個展「咀嚼する加飾Ⅱ」を開催いたします。

染谷はこれまで、動物や人体などの有機的な曲線が強調されたフォルムを持つ胎(たい)とよばれる 素地の上に、蒔絵や螺鈿、沈金でポップな図柄を描いた作品を制作してきました。こうした加飾表現 は、作家自身の記憶や日常、イメージを表出するための行為でもありました。

本展では、昨年の個展「咀嚼する加飾」に引き続き、工芸の「用」を意識した新しい加飾表現の展開 が見られます。染谷が日常的に収集している気になったものに、漆が寄り添うように施された新作で は、漆そのものが加飾の一部となり、染谷なりの加飾論として展開されています。

工芸の「用」とは、器物や蓋物などのように明確な機能がある「物への用」のみならず、そのものと 人の間に存在する「心への用」でもあります。「そのものに用途は無くとも惹かれる心があれば用を 持ち得るのである。」という染谷の言葉のとおり、道ばたに落ちている石や木の枝にも「用」は存在 しているのです。

東京では初めての個展となる染谷聡の遊び心あふれる作品を是非ご高覧ください。

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染谷聡 個展「咀嚼する加飾Ⅱ」

2014年7月5日(土)〜7月20日(日)

染谷聡 個展「咀嚼する加飾Ⅱ」

2014年7月5日(土)〜7月20日(日)

レセプション | 7月5日(土)18:00〜