この度、イムラアートギャラリーでは佐藤雅晴の個展を開催致します。本展では、これまでに佐藤雅晴が制作してきた作品の中から、平面作品を12点展示いたします。
佐藤雅晴は1973年大分生まれ。1999年に東京芸術大学、大学院修士科修了後ドイツに10年間滞在。ビデオカメラで撮影した、実写映像を終始同じルールと手順でパソコン上でトレースしていく制作方法をとっている作家です。ビデオカメラで日常の風景や光景を撮影し、パソコンのペンツールを使って、膨大な時間を費やし、一筆、一筆トレース(写し、なぞり)を行い作品を仕上げていきます。膨大な作業の果てに僅かに表れる実写との差異が佐藤雅晴の作品の大きな特徴です。
本展は東京 原美術館で行われている、「ハラドキュメンツ10 佐藤雅晴 東京尾行」に併せて開催しております。佐藤雅晴の作品をこの機会にぜひご高覧下さい。